マーケティングってなに?【基礎知識】

マーケティングってなに?
新入社員 ミツル
新入社員 ミツル

マーケティング部に配属されたんだけど、マーケティングって結局なに?市場調査のこと?

クマはじ先生
クマはじ先生

確かに「マーケティング」という言葉はよく聞くけれど、分かっているようでよく分からない言葉だね。

では「マーケティングとは何か?」という基礎的な部分から説明しよう。

本記事の内容

・「マーケティング」の言葉の意味(日本語で)を知る

・「マーケティング」の歴史を理解する

・「マーケティング」は「経営戦略」のひとつ

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マーケティングの意味は「売れる仕組みをつくること」

マーケティングの語源 = Market(市場)+ing(企業活動)

マーケティング(Marketing)という言葉は、Market(市場)+ing(企業活動)という言葉の組み合わせでできました。意味としては、「市場や消費者を分析して、企業が商品やサービスを作り・販売するという企業活動」といったところです。

「マーケティング=市場調査?広告?」→それだけじゃない。

マーケティングという言葉を聞くと「市場調査のこと?」とか「広告すること?」というイメージをする人も多いと思います。

前述のとおりマーケティングは「市場や消費者を分析して、企業が商品やサービスを作り・販売するという企業活動」ですので、市場調査も広告もマーケティング活動の一部ではありますが、マーケティングそのものの意味ではありません。

マーケティング=「売れる仕組みをつくること」

少し言葉が長いのでマーケティングを日本語で簡潔に表現すると、「売れる仕組みをつくること」です。そう、仕組みをつくる活動のことです。仕組みづくりはビジネスの根幹となるものですね。

市場調査も広告も、その仕組みをつくるための一つの手段(ツール)ということです。

マーケティングの歴史

マーケティングの誕生は100年ほど前

Marketingという言葉がはじめて使われたのは、1902年、アメリカのミシガン大学の学報と言われています。意外とマーケティングの歴史は浅く、まだ100年そこそこなんですね。

マーケティングの誕生はその時代の必要に応じて生まれました。19世紀のカリフォルニア・ゴールドラッシュなどにより東〜西海岸にわたり全米市場が生まれ、鉄道や電信も整ってきます。企業は大量生産をすることができるようになり、しだいにモノがあふれてマーケットは供給過剰となりました。

20世紀初頭のアメリカは海外に植民地がないため、企業は生産した商品をアメリカ国内で売りさばく必要がありました。しかし供給過剰の中でどうやって自社商品を売っていくのか、どうやって競合に勝つのか、「需要」を創造していく必要性がありました。そこでマーケティングの考え方や言葉が生まれました。

マーケティングは、需要を創造するための考え方、つまりクリエイティブな思考(アイデア)や取り組みなのです。

日本へのマーケティングの輸入

日本にマーケティングという言葉や概念が入ってきたのは、戦後の1955年、日本生産性本部の斡旋でアメリカに出掛けた視察団の団長・石坂泰三氏(当時の経済団体連合会評議員会議長)によってといわれています。

石坂泰三氏は記者会見で「アメリカにはマーケティングというものがある。我が国もこれからはマーケティングを重視すべきである。」と発言したというエピソードがあります。それ以降、日本では特に産業界で流行語になり、活用されるようになりました。

マーケティングは、経営戦略のひとつ

マーケティングを少し学んだことがある方は、以下のような用語をお聞きになったことがあるかもしれません。

マーケティングでよく使われる用語

・4P(もしくは4C)

・STP

・3C分析

・SWOT分析

なんだかアルファベットばかりで腹立ちますよね。海外から来たものなので仕方がないかもしれません。(そういうのが好きな学者さんが多いのかもしれませんが)

うまく日本語訳されているものもありますし、英語がそのままカタカナになって使われている用語もあります。

ちなみにこういったものを「フレームワーク(枠組み・構造・考え方)」と呼びます。フレームワークは、何かを考えるときの整理や、着眼点の漏れなどが無いように使われます。

ただ、これはマーケティングの用語でもありますが「経営戦略」の用語で使われる用語もあります。

マーケティングは、「経営戦略」の一つ

「マーケティングは経営のすべてだ」という方もいらっしゃいますが、私は「マーケティング(マーケティング戦略)」と「経営戦略」は分けて考えています。分けるというと語弊があるかもしれませんが、「マーケティング」は「経営戦略」のうちの一つになります。

「経営戦略」はその名の通り、会社全体の戦略を指し、その中には「人事組織戦略」「情報(IT)戦略」「財務戦略」など様々な個別機能の戦略(戦術)があり、「マーケティング戦略」もそういった個別機能戦略(戦術)中の一つとして考えます。

他の機能戦略より重要視されるようになった

市場は時代によって変化していきます。先ほどは個別機能の戦略の一つという表現をしましたが、当初はマーケティングも他の機能と同じ重要性を有すると考えられていました。

しかし時代によってマーケティングの定義も少しずつ進化していき、他の機能よりも重要視されるようになってきます。

マーケティングの進化(1.0〜4.0)

「マーケティングの神様」「近代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラー教授が2017年出版の「マーケティング4.0」という著書を出したように、マーケティングは常に進化しており、年代によって次のように提唱されています。

  • マーケティング1.0「製品中心(コストを抑えて製品を作る)」〜1960年代
  • マーケティング2.0「顧客中心(消費者志向・必要とされるものをどう作るか)」1970年代〜80年代
  • マーケティング3.0「人間中心(価値主導・どういう社会を作っていくか)」1990年代〜2000年代
  • マーケティング4.0「自己実現(顧客や社員の自己実現を支援する商品・サービス)・伝統からデジタルへ」2010年代〜

そしてこれからも時代が変わる中でマーケティングの概念は変わっていき、進化し続けるでしょう。そこがマーケティングの奥深いところでもあり面白いところでもあります。

マーケティングの中でも戦略フレームワークは使われる

先ほど用語が出て来たフレームワークのうち、「4P(4C)」はマーケティング用語ですが、「STP」「3C分析」「SWOT分析」は、「経営戦略」のフレームワークとして使用されます。しかし、個別機能であるマーケティング戦略においてもこれらは使われます。

マーケティングにおける3C分析、マーケティングSWOT、マーケティングのSTP。

長くなりそうなので、別記事にしてそれぞれお伝えしていきますね。

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