中小企業診断士って何する人?【資格とその役割】

営業部 タダシ
営業部 タダシ

クマはじ先生って「中小企業診断士」の資格を持ってるんですよね?

知り合いでも中小企業診断士の資格取得を目指している人がいるのですが、どんな資格で何をする人なんですか?

クマはじ先生
クマはじ先生

タダシさん

中小企業診断士は人気のある資格だけど、具体的にどんな資格で、どんなところに役に立っているのかは一般的には知られてないよね。簡単に説明しますね。

本記事で学べる「INPUT & OUTPUT

INPUT

・中小企業診断士の資格について知る

・中小企業診断士の役割を知る

OUTPUT

・経営の未来のために、良いパートナー(コンサルタント)を見つけれるようになる

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中小企業診断士とは?

中小企業診断士 = ビジネスドクター

中小企業診断士は「ビジネスドクター」とも言われます。

簡単にいうと、お医者さんが病気の患者さんを診て、回復するようにアドバイスや処方をするように、企業を診断して問題や課題を洗い出し、ビジネスを向上するようアドバイスや指導をする役割です。

経営コンサルタント唯一の「国家資格」

中小企業診断士は、経営コンサルタント唯一の国家資格です。国が認めた経営の専門家として経済産業省に登録されます。経営診断や助言・指導を行うための能力レベルが国から認められているということです。

経営コンサルタントは他にも民間の資格が多々ありますが、中小企業診断士は「中小企業支援法」第11条に基づく法律上の国家資格です。もちろん民間の資格も能力を認められた上での取得だと思いますが、国家資格は社会的な信頼度が違い、資格を取得していることが非常にアドバンテージになることもあります。

私も資格取得の前からコンサルティング業務をしていましたが、これまでと違うところからお声がけいただくことも多くなりました。おそらく、経営者からの信頼が高まるので、社内でも稟議が通りやすいのではないかと推察されます。

資格取得までは「写真家」という肩書きだったのに、経営に口出ししていたのですが、今考えればなんのこっちゃですよね。肩書きはそれほど関係ない時代になってきましたが、「中小企業診断士」という目線を持ってビジネスに役に立つ広告写真を撮っているということが分かっていただけると、信頼を高めていると考えています。

合格率は4%程度

中小企業診断士の合格率はストレート合格だと4%だと言われています。

年によって違うと思いますが、一次試験が20%程度、二次試験が20%なので合わせて4%程度ということでしょう。

ちなみに一般社団法人 中小企業診断協会のWebサイトに合格者番号やその統計が掲載されます。それによると直近の合格率は以下のようになっています。

中小企業診断士試験の合格率
  • 令和元年度:一次試験 30.2% / 二次試験 18.3%
  • 平成30年度:一次試験 23.5% / 二次試験 18.8%
  • 平成29年度:一次試験 21.7% / 二次試験 19.4%

毎年20,000人程度の受験があり、二次試験合格者が800〜1,000人程度のようです。

ただ、一次試験は科目合格という制度もあり、ストレートで目指さなくても大丈夫です。一次試験は7科目ありますが、科目ごとに満点の60%以上(100点満点の場合60点以上)獲得できれば、次年度にその科目は免除されるというものです。

経営のパートナーとしての相談相手

前述の通り、中小企業診断士はビジネス全般の知識と経験を持っています。そのため、経営のパートナーとして相談を受けることがメインの仕事といえます。

社長ひとりで経営するのは難しい

経営者は経営におけるマーケティング等の戦略立案や人事の問題など、あらゆる課題の解決をしていくことと意思決定に迫られます。加えて日々の業務や従業員のモチベーションアップ、コニュニケーション、資金繰りなどかなり多忙です。

朝、部下からLINE「今日体調不良で休みます」とそっけない連絡が来たら、ちょっとヘコむこともあるでしょう。

経営する中での様々な悩みごとに、経営に精通する専門家に相談やアドバイスを受けられるという意味では非常に貴重な存在といえます。多くの中小企業診断士は様々な業界の経営を見ているため、近視眼的な思いや意見ではなく、俯瞰したアドバイスが受けられるでしょう。

そのために、中小企業診断士はいつでも相談に乗れるよう「顧問契約」などの体系が多くなっています。そのような存在がいるだけで、経営に心の余裕が生まれると思います。

過去よりも、未来を描く

何度か「戦略」という言葉を使いましたが、中小企業診断士の主な仕事は「未来を描く」ことだと私は捉えて仕事をしています。

もちろん誰も未来のことは分かりませんが、行き当たりばったりで精度の低い取り組みをしていても、ビジネスは現状以上によくはならないでしょう。それどころか、環境変化の激しい現代では、何もしない・現状維持というのは非常にリスクが高いです。例えば新型コロナウイルスのような環境変化は誰にも予測できないものです。

ただ、そうなった時にどう未来を描くか。それが大切です。

過去の実績や現状を分析(診断)して、未来のあるべき姿を描く

「診断」という現状分析や過去の財務諸表を分析することもありますが、それはすべて、未来のビジネスを描くためです。

専門家同士のネットワークも多い

資格保有者は、専門家同士のネットワークも多いことも魅力です。経営で困りごとがあった場合、すべての業務を中小企業診断士が請け負うことは難しいですが、「あの専門家に頼めば良い」というアイデアは生まれます。中小企業診断士の中でも専門的に別れており、他の資格と比べて同業者でも仲が良いという特徴があります。

私の場合、広告クリエイティブやマーケティングに強いですが、労務の問題やITに強い専門家もいます。他の専門家が顧問に入っている企業の広告クリエイティブだけを私が相談に乗ったり、逆に労務のことは私も他の専門家にお願いすることもあります。また、公的機関とも繋がりがあるため、補助金や助成金、専門家派遣制度などを紹介することもできます。

そうやって自分でカバーできないことも、解決の可能性を見出し、人的ネットワークや制度を活用することで、ビジネスを向上させる道筋をつくっていきます。これも、お医者さんでいうところの「処方」や「他院の紹介」ですね。

【OUTPUT】経営の未来のために、良いパートナーを見つけよう

中小企業診断士の多くは「企業内」診断士

じゃあ相談してみよう!と思っても、残念ながら中小企業診断士の多くは、企業内で働く企業内診断士です。

というのは、企業が従業員に対し、中小企業診断士的な目線を養ってほしいために資格取得を促しているためです。そのまま企業内にとどまる方がほとんどでしょう。

独立・成功している診断士は優秀な方が多い

ただ、独立している中小企業診断士の方々は優秀な方が多いです。少なくとも私が出会った方々は素晴らしい方がほとんどで、多くの企業のビジネスの向上に貢献されています。

といっても、私が知っている先生方は15〜20名程なので26,000名以上いる資格保有者からみるとほんの一部ではありますが、みなさん日本企業をなんとか良くしたい!という想いを持った方ばかりです。この想いを持っているかどうかは非常に大切なポイントです。

「本当に良い企業にしようとしているか」を見極めよう

コンサルタントは本当に様々です。残念ながら、机上の知識ばかりで実務が伴っていない方も中にはいらっしゃいます。また、近視眼的なアドバイスや、古臭いフレームワークに固執していて今のビジネスに合わないというお考えの方も中にはいるでしょう。

前述の通り、自社を「良い企業にしよう」と本気で思っているかは話していると感じるはずです。そこに着眼して見極めるようにしましょう。

経営パートナーの探し方

もしビジネスの相談をしたいとパートナーを探されている場合は、中小機構など公的な機関に相談するのも良いでしょう。ネット検索でも見つかります。

自社のビジネスの相談は恥ずかしさもあり、なかなか一歩踏み出すのは難しいかもしれません。しかし会社の未来や従業員のためにも、ぜひ信頼できる経営のパートナーを探してみてくださいね。基本的に相談に乗るのが好きな方が多いはずです。

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